2019/06/20 09:45

犬や猫の尿の中には、通常の尿成分のひとつとして、種々の結晶が存在しています。

それが当り前の正常な生理現象であるというのに、あたかも危険な疾病であるかのごとく飼い主さんは不安をあおられているようです。

でも、目に見えない(肉眼で確認できない)微小な尿結晶なんて無害なんですよ。

枝豆を食べた翌朝、例外なく尿にシュウ酸カルシウムの微小な結晶が出てきます。ホウレン草やタケノコを食べても、必ずシュウ酸カルシウムの微小な結晶が出てきます。

だからといって、枝豆やホウレン草、タケノコが有害なので食べてはいけない、結石の原因になるなどと警告する医師や栄養士などいません。

三重燐酸結晶は、骨から流出した燐酸塩類がアルカリ性の尿の中で科学的に結合(燐酸+アンモニウム+マグネシウム)し結晶化(析出)したもので、ごく普通の正常な生理現象にすぎません。

目に見えない三重燐酸結晶は無害です。