2019/06/17 13:39

愛犬・愛猫の尿がアルカリ性になったまま長時間、膀胱に停滞し、なかなか下がらない場合、とにかく、運動をおすすめします。

もちろん、猫ちゃん・小型犬・大型犬、その子にとって適した運動量には違いがあります。

以前、ゴールデンレトリーバーの飼い主様からいただいたご意見です。

「朝、いつも歩いてる散歩を止め、自転車に乗って10分間ほど走らせた。朝食後、動物病院に定期健診に連れて行き、採尿とpH検査もしてもらったら、中性(pH7.0)だった。走らせても尿は酸性化しなかった。」

とのことでした。

この場合、大型犬にとって10分走るだけでは十分な運動とは言わない、人間の早歩き程度の速度であれば1時間以上のお散歩が必要です。

しかも、運動後すぐに尿のpHチェックをせずに、ごはんを食べさせて、動物病院にまで行ってやってもらっては遅いのです。

尿のpHは絶えず目まぐるしく変化しています。それが健康で正常な証拠です。運動によって尿が一過性に酸性化することは、運動中、運動後に排尿中、排尿直後の尿を検査しなければわからないのです。